長い歴史のスポーツ
フェンシングの始まりについて遡ってみましょう。
フェンシングという競技を見ても分かる通り、剣を用いますから、争いごとを連想させます。
実際にその通りで、中世のヨーロッパの騎士たちの剣の技がフェンシングの起源です。
実戦での剣術ということで、相手を倒すことを目的として鍛えられた技ですが、剣が発達するにつれ、鎧や盾も改良され、さらに、火器の登場により、剣は次第に実戦から姿を消していくこととなったのです。
しかし、ヨーロッパの人たちにとって、剣が実戦から離れたとはいえ、騎士の名誉の象徴であることに変わりはなく、上流階級の人々が、剣の技術を愛し守り続け、研鑽を怠らなかったことから、フェンシングという競技が生まれたのです。
そして、19世紀の終わりのころになると、フェンシングは上流階級の楽しむスポーツとしてではなく、庶民の間にも徐々に広まっていき、ヨーロッパ各地でスポーツとしての大会が開催され、普及していったのです。
当初は防具が簡素だったため、危険なスポーツという声もありましたが、防具が金網に変更されてから、小さな子供にも愛されるスポーツとなったのです。
ただ、ヨーロッパと一口に言っても広く、当時は、国や地域によってルールが曖昧で、正式な用具やルールなどは定められていませんでした。
そのため、1913年に、パリに国際フェンシング協会が設立され、ルールや判定を正式に定め、各地の大会は協会の管理の元で開催されるようになり、スポーツとしての地位を固めたのです。
オリンピックでは、第一回大会のアテネから正式種目となっている伝統競技です。
しかし、当初はオリンピックでの正式なルールというものが制定されていなかったため、こちらも様々なトラブルが起こりました。
そのため、国際オリンピック委員会は、1914年に国際フェンシング協会のルールを元にした競技規則を制定し、フェンシングを国際的に広めるきっかけとなりました。
フェンシングWEBは、あなたの起業にお役立てください。
ピックアップ!:公式試合について
フェンシングは、主に大学生のスポーツというイメージがありますが、中学校でもフェンシングのクラブを持つ・・・
